グレゴリオ暦/2013.10.11 UP  カテゴリー「こよみ

19年に一度の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」が訪れる旧暦2014年

sakutan

 いよいよ2014年。って、ちょっと早すぎでしょうか!? 新暦でもまだ10月。旧暦でいったらまだまだ9月ですからね。そんなこと重々承知なんですが、実は来年2014年は旧暦から見ると、ほかの年と大きく異なるちょっとレアな特徴があるんです。それが「朔旦冬至(さくたんとうじ)」。今回、2014年版 旧暦手帳『tsukinokoyomi 14』発売記念ということで、この19年に一度しか訪れない朔旦冬至についてみてみたいと思います!

かつて冬至は1年のはじまりだった
 誰でも知っていることですが、冬は昼間の時間が短く、夜が長いですよね。その逆になるのが夏。

 これは太陽の光が地上に差し込む角度が毎日少しずつ変わっていって、冬はその角度が低くなるから。真夏の太陽が頭上からさしてくることを想像してみれば、冬が逆に低いことも理解できますよね。そして1年のうち、昼間が最も短いのが冬至。新暦の12月22日か23日にあたります。

冬至  ↑アラスカの冬至の太陽。写真/Winter Solstice by Nomadic Lass

 冬は太陽の角度が低いから、私たちはもちろん木や建物なんかの地面にできる影の長さも長くなります。

 むかしむかしの「日時計」の時代は、地面に立てた棒の影を見ることで時間の経過や季節の変化を知りました。影の長さは夏からどんどん長くなっていき、冬にはかなりの長さまで達します。こうして、その長さが一番遠くまで伸びる日が「冬至」、一番短くなる日が「夏至」と定められました。日本に旧暦が伝わるはるか前、古代中国での話です。

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