月の基礎知識

朔弦望

新月(朔)と上弦、満月(望)、そして下弦で朔弦望

◇月の満ち欠けは約29.53日周期

 月は完全に欠けて地上からまったく見えなくなる新月から徐々に満ちていき、約1週間で半月である上弦(じょうげん)に、さらに約1週間で完全に丸く満ちた満月となります。満月を過ぎると今度は逆に月は欠けていき、約1週間で逆側の半月である下弦(かげん)に、さらに約1週間で再び新月となります。

 この満ち欠けひと巡りにかかる日数は平均約29.53日(29.530589日)。新月のことを「朔(さく)、満月のことを「望(ぼう)ともいうことから、満ち欠けひと巡り分を「朔望月(さくぼうげつ)、新月・上弦・満月・下弦をひとまとめに「朔弦望(さくげんぼう)、満ち欠けひと巡りにかかる日数を「朔望周期(さくぼうしゅうき)」といいます。そして新月の日を毎月ついたちとして、1朔望月をそのまま1ヶ月という単位にしたのが和暦です。


◇月と地球と太陽の並び方の変化が満ち欠けとして見える

和暦=月の満ち欠けサイクル

和暦=月の満ち欠けサイクル

 そもそも月の満ち欠けというのは、月と地球と太陽の位置関係によって生じる現象です。月は地球の周囲を公転しているために、月-地球-太陽の並び方は刻々と変化していき、その変化が地上ではあたかも満ち欠けしているように見えるわけです。

 右図で示した満ち欠けの様子は、あくまでも地上から見た月の姿ということになりますが、これを地球の北極側はるか上空からふかんした実際の太陽系の様子に置き換えてみると下図のようになります。月がどの位置にあるかによって、地球からの月の見え方が異なることを改めて把握できるでしょう。


◇満月のときは月―地球―太陽の順で一直線に並んでいる

太陽、月、地球の位置関係

太陽、月、地球の位置関係

 ご覧のとおり新月と満月のとき、月と地球と太陽は一直線上に並んでいます。このとき太陽と地球の間に月があると、地球から見た月は太陽の光を背に受けた影の側しか見えません。だから朔となります。満月はその逆。一方、太陽と地球に対して90度の位置に月があるときが上弦、下弦となります。

 また朔弦望はふだん空を見上げて楽しむ分には「だいたい」でいいと思いますが、天文学的には次のような定義があります。

 新月は地球から見た月と太陽の視黄経の差が0度となる瞬間、満月は同じく180度、上弦・下弦は90度となる瞬間です。

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