グレゴリオ暦/2016年10月28日 カテゴリー「こよみ , 宮中」
三笠宮殿下が御隠れあそばされました
和暦9月27日
和暦9月27日(G暦10月27日)、三笠宮崇仁殿下が薨去(こうきょ)なされました。慎んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。
和暦の26日といえば、下弦を過ぎて、まさに消え入りそうな「月隠(つごも)り」直前の月が真夜中の空に浮かぶとき。月夜見尊(つくよみ)とともに高天原へと旅立たれのでしょう。
皇族の御葬儀は「斂葬(れんそう)の儀」というそうですね。三笠宮様の斂葬の儀は和暦10月5日(G暦11月4日)に執り行われるもようですが、前日が明治節であることからこれを避けてのタイミングなのか、それとも三種の神器である八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ。※八岐大蛇の腹の中から取り出した)などに見られる、皇統にゆかりの深い8という数字のもつ力を利用した呪術にもとづいた8日後というタイミングなのか、興味深いところです。