• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
  • 千のレゴリス

    グレゴリオ暦/2014年1月3日  カテゴリー「音楽

    Imagine Dragons の高潔なケレン

    旧暦12月2日 記
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     ここ一年ほどでメジャーシーンに出てきたバンドの中で最もアツイ連中といったら、やはりImagine Dragonsでしょう。音作りの緻密さというか、クオリティーがダントツにイケてます。

     公式バイオによると、ラスヴェガス出身のバンドらしいですが、全体的にColdplayやEcho & The Bunnymenを彷彿させるUKの空気感を漂わせていますよね。まさに自分的ストライクゾーンど真ん中な音です。演奏もVo.も日本人にはけっして出せない(真似さえもできない)重厚なサウンドとなっており、非常によい。

     2013中にはラジオでもガンガンにエアプレイされていた一曲目の’Radio Active’などは初めて聴いたとき、低音の歪ませ具合といい、ダークなメロといい、リリックに描かれた「灰と埃と化学物質に汚染された中で目を覚ました、旗を掲げよう、こいつは革命に違いない、ようこそ新しい時代へ、オレはRadioactive(放射性を帯びている)」といった黙示録的サイバーな世界観といい、まさしくDubstepの進化系POPかと思い、Dubstepもメジャーになったものだと真剣にうなっちゃったものです。

     ちなみに私も、かなり強めの放射性物質でできていますが。

     現在ヒット中の’Demons’もメッセージ性の深い楽曲です。やはりリリックで文明の頽廃をイメージさせるワードを多数登場させた後で’This is my kingdom come’とか’It’s where my demons hide’と聖書的なワードをサビで連呼するという形で、ある種の世界観を構築しており、彼らの絢爛で分厚いサウンド表現にさらなる奥深さを与えています。聴いた瞬間に「こいつらにはナニか、ある」と思わせる仕掛けともいえ、引き出しの多さをうかがわせますね。

     リリックを書いているのは、Vo.のダン・レイノルズなんでしょうか。韻の踏み方とか平易な単語だけなのにスケールの大きなワールドが描かれた表現スタイルは、詞というより「詩」に近いかな。すごく上手。知性あり、です。またリズムアプローチがユニークな楽曲も多く収録され、リズムというものへの強いこだわりを感じさせます。ROCKだけじゃなく、かなり幅広いジャンルの音楽を聴いているんでしょう。けっこうな天才集団なのかもしれません。バークリー音楽院出身だし。

     総じてImagine Dragonsの音楽は、サウンドプロダクション、リリックとも、野口整体の体癖でいう典型的な6種的ワールドといえるでしょう。すなわちある種のロマンチシズムにあふれた大伽藍を思わせる時空間を、彼らの中に見出せます。

     つくりこまれた装飾性もたっぷりなのですが、根っこの部分に揺らぎがないから、そうしたケレンにも高潔さがあって、とても好感がもてる。バークリー音楽院で得たであろう音楽知の高さとドサまわりで鍛えられたライブバンドとしての経験値が上手に融合しているんでしょう。

     そんなわけでImagine Dragonsのアルバム『Night Visions』は現在、自分的にヘビーローテンション中の一枚となっています。さて、上記PVの後半には観客席から腕を高々と上げて’Its time’をシャウトするタイラー・ロビンソンさんという方の映像が出てきます。Imagine Dragonsのメンバーはタイラーさんが癌と闘ったその勇気に熱く動かされたといっていますね。ほんの短い映像ですが、グッときます。熱いです。タイラーさんは2013年に亡くなったようです。

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