• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
  • 千のレゴリス

    グレゴリオ暦/2013年2月11日  カテゴリー「こよみ

    紀元節と四大節

    旧1月2日 記

     グレゴリオ暦1月2日、私は皇居の一般参賀に参加し、天皇陛下のお声を現場でライヴで拝聴することができました。光栄でしたね。そして本日、旧暦1月2日はグレゴリオ暦2月11日、建国記念の日にあたります。なんだか面白い巡りあわせです。

     建国記念の日というのは、文字どおり日本が建国された日ということです。別名「紀元節」。これがどういう日なのか、念のためもう一度おさらいしておきたいと思います。

     日本の初代天皇はご存じのとおり神武天皇です。『古事記』『日本書紀』によると、神武はその系図をさかのぼっていくと、イザナミ、イザナキにたどりつきます。この2柱は世界に天と地が最初にあらわれたときの神である天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)の3柱を含む計5柱の神「別天神(ことあまつかみ)」が姿を隠した後に出現した計7柱の神「神世七代(かみよななよ)」の最後にあらわれました。なんだか、わかりづらいですね。要は世界の最初に5人の神様があらわれ、次に7人の神様があらわれるわけですが、イザナミ、イザナキはその7人のうちの2人ということです。ちなみにこれからしばらくあとに、イザナキの左目からはアマテラス、右目からはツクヨミ、鼻からはスサノオが生まれます。神武はアマテラス直系の子孫になります。

     その神武が国を平定して初代天皇の座に就いたのが紀元前660年旧暦1月1日であり(『日本書紀』による)、その日をグレゴリオ暦に換算すると2月11日になるというわけです。

     もっとも考古学的には紀元前660年は縄文後期~弥生時代。大和朝廷の誕生はまだまだ先の話です。このため神武から第9代開化天皇までは創作だと考えられています。

     この神武即位年を起源とする私たちの祖国独自の記年法が「皇紀」で、今年は皇紀2673年になります。また現在の平成天皇は神武からかぞえて第125代にあたります。紀元節は、元日の早朝に行われる宮中行事「四方拝(しほうはい)」、昭和天皇誕生日である4月29日の「天長節(てんちょうせつ)」、明治天皇誕生日である11月3日の「明治節」とあわせ、戦前は「四大節(しだいせつ)」とよばれる特別な祝日でしたが、現在の憲法下ではいずれも廃止。四方拝は宮中内のみの行事として残っていますが(昔は庶民の間でも行われていたらしい)、紀元節は「建国記念の日」、天長節は「みどりの日」、明治節は「文化の日」というふうに無理くり変更させられてしまいました。「みどりの日」とか「文化の日」とか、なんの祝日なのか、まったく意味がわかりませんよね。伝統への凌辱というほかありません。なお、天長節はかつての天皇誕生日の呼称であって、時代(天皇)によって日取りは異なっていたようです。

     近い将来、憲法改正がようやく実現しますが、願わくば四大節も復活させたいものですね。

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