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  • ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
  • 88dからのお知らせ

  • 和暦の「わ」の字は、「たわわ」のわ
    tawawa

     米が嫌いな日本人なんて、ありえませんよね。米は日本の食生活に欠くことができないばかりか、神社や一般家庭の神棚はもちろん、宮中で行われる神事においても神にささげられる供物とされる、大変重要な存在です。

     たわわに実った稲穂が風に揺れる田んぼの景色は、想像しただけで心地よい気分にひたることのできる、日本の原風景でもあります。

     古事記や日本書紀が伝える日本の創世神話が語るには、米は神代の昔、ヒエ、アワなどの穀物とともに神のからだから生成され、神の住む高天原(たかまがはら)の田んぼに植えられました。アマテラスらの神々はこれを食していたようです。

     そして神々が地上に降り立った天孫降臨の際、その任についたアマツヒコホノニニギが三種の神器とともにアマテラスから託され、はじめて地上世界にもたらされます。これが米の起源。ニニギはアマテラスの孫にあたる神で、「ホノニニギ」とは「稲穂がにぎにぎしく、たわわに実っている」様をあらわしています。

     「一粒の米には7人の神様がいる」なんていったりしますが、日本人にとって米というのは神と直結した、とても神聖な食べ物だったんですね。

     和暦では1月から順に睦月、如月、弥生、卯月、皐月……といった漢字による月名がつけられていますが、これらの名称が、稲作における春の種まきから秋の刈りとり、冬の収穫祭神事まで、米づくりのサイクルにもとづいているという説があります。

     なかでも皐月、水無月、文月、葉月、神無月などはあきらかに稲作と結びついて名づけられており、和暦がまさしく”お米の国のこよみ”であることを物語っているといるでしょう。また「稲」は「とし」とも読み、「年(とし)」の語源になっています。こよみの睦月から師走までをあらわす「年」という言葉には、稲作のサイクルひとめぐりという意味がもともと含まれていたといえるわけです。和風月名

     だとすれば、” 和暦の「わ」の字は、「祝う」のわ ” でふれた正月の神様、「歳神(としがみ)」の訪れがもたらしてくれるものとは、単に新しい時間なのではなく、たわわに実った稲穂、すなわち豊作を約束してくれる新しい年であり、より好い年を待望するひとびとの切実な希望なのではないでしょうか。

     和暦の「わ」の字は「たわわ」のわ。和暦には豊かで幸せな暮らしを願う、みんなの希望が詰まっています。

    ▲和暦の「わ」トップページへ
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