• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • グレゴリオ暦/2014.06.07 UP  カテゴリー「特集/ツクヨミをさがして

    ツクヨミをさがして③ 
    大陸からの借り物だったツクヨミ誕生譚

     ちなみに左慈は「三国志」に登場する左慈元放のことで、『五行大義』によると、儒教の経典「五経」にくわしく、占星術にも長けた人物でした。左慈は中国の歴史書『後漢書』にも登場し、水を入れたお盆に釣り糸を垂らして魚を釣り上げたり、その場にあるはずのない食べ物を出したりといった、なにか超越的な術を使っていたと記録されています。術の類いは伝説的人物につきまとう、よくある都市伝説だと思われますが、それだけ優れた知識や技術を有した人物として一目置かれていたのでしょう。大変興味深い人物ではありますが、本論とはあまり関係がないので、左慈についてはこれぐらいにしておきます。

     さて、中国の古い神話では、万物を創世したのは盤古(ばんこ)という創世伸で、盤古が死ぬとき、左の目が日に、右の目が月になったと伝えられています。つまり『五行大義』の「左の目を日(太陽)とみなし、右の目を月とみなす」には、この創世神話が織り込まれていると考えられます。

     三国時代(3世紀)に編さんされた中国の神話集『三五歴記』によると、盤古は天と地が分かれる以前、宇宙がまだ鶏の卵のように混沌とした状態だったときに生まれました。これ、どこかで聞いた描写ですよね。そう、前に見た『淮南子』の「俶真訓」や記紀神話が語る天地開闢(てんちかいびゃく ※世界のはじまりの意味)の物語です。とすると『三五歴記』の盤古の逸話こそが、これらの元型なのでしょうか。

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