• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • グレゴリオ暦/2016.02.08 UP  カテゴリー「こよみ

    和暦元日 新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事(よごと)

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     2016年(平成28年)グレゴリオ暦2月8日は和暦の元日(いわゆる旧正月)です。

     あけまして おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

     立春も過ぎ、節切りでも月切りでも、こよみのうえではもう春ということになりますが、地域によってはまだ雪が降り続いているようで、春の訪れにはもう少々時間がかかりそうです。

     タイトルに紹介した和歌は『万葉集』の最終巻である第20巻の一番最後に収録されている大伴家持(おおとものやかもち)による作品。天平宝字3年(759年)の元日に詠まれています。

     結びの「いやしけ吉事」の「いやしけ」は「絶えることなくずっと続く」といった意味で、この歌では「新年のはじめの、初春の、今日降っている雪のように、よいことよ、たくさん積もっておくれ」といった、実にポジティブで希望に満ちた、未来への思いが詠まれています。

     大伴家持は『万葉集』の編者(編集長的立場)でもありますが、これほどメッセージ性にあふれた美しく印象的な歌で最後の最後を締めるとは、その美意識とエディターセンスに感動すらおぼえます。ちなみに正月の大雪は豊かな年になる予兆だそう。

     さて、今年は日本オリジナルの紀年法である神武暦では2676年(神武暦は日本の初代天皇とされる神武天皇が即位した年=前660年を元年とする年のかぞえ方)、干支は丙申(へいしん/ひのえさる)にあたります。月にまつわる天文イベントとしては、元日からちょうど一か月後の和暦2月1日(グレゴリオ暦3月9日)に国内で皆既日食が見られます。楽しみですね! なおグレゴリオ暦では今年が閏年となりますが、和暦ではではなく平年にあたり、1年は12か月です(和暦では来年2017年が閏にあたり、閏5月が入ります)。

     そういうわけでtsukinokoyomi的にも、新しい年がいよいよスタート。みなさまにも、よいことばかりが右肩上がりに、たくさん降り積もりますように!

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