• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • グレゴリオ暦/2019.02.17 UP  カテゴリー「

    和暦新年最初の望は平成最後の最大満月

    和暦新年最初の望は、いきなり年間で最も大きく見える満月となります。「平成最後」の最大満月です。どことなく縁起のよろしい気がするのは私だけでしょうか。もっとも、デカければよいという思考は田舎者のならいでもありますので、お里が知れそうですね。

     さて、『つきのこよみ』を開いてみればおわかりのとおり、和暦一月の望は十六日(G暦2/20)の0時54分ですが、これは天文学的にキッカリ満月(太陽との黄経差が180度)となるのが、この日のこの時刻ということを意味します。しかし0時54分というのは日付が十五日から十六日に変わって54分しかたっていないタイミングですので、実質的には和暦一月の望は十五日(G暦2/19)の真夜中24時過ぎといったほうが正確です。

     したがって十六日の夕方に昇ってきた月を見上げてもすでに最大満月は終わっていますので、ガッカリな展開にならないようご注意を。

    月が普段より大きく見えるということは、それだけ地球との距離が近いということです。月は地球の周囲を楕円形にまわっているため、月と地球との距離は1公転のあいだで近くなったり遠くなったりしており、その距離が一番近い点を「近地点」とよぶわけですが、近地点と望のタイミングが重なると、いつもより大きな満月が見えることになります。近地点かつ望となるのは、おおよそ14満ち欠けに一度。

     ちなみに近地点は太陽の影響などにより月軌道上の特定の地点と決まっているわけではなく周期的に変化しており、より近いめの近地点、より遠いめの近地点があります。今回は「より近い近地点」と望がほぼ重なるわけですが(正確には月が近地点を通過するのが十五日18時03分)、その距離は約35万7000キロ。望のときの地球と月の距離はだいたい35万6000キロ~40万7000キロと、かなり幅があるので、今回の約35万7000キロはほぼ最短距離、地球から激近の満月といえます(逆に地球から最も遠い「遠地点」と望が重なるときもあります。この場合は最小満月)。

     このような最大満月を「スーパームーン」などと呼んで愛でる風習が近ごろ見られるようになりました。なんにでももっともらしい理由を付けて、ワインかなんか飲んじゃったりしながら盛り上がるのは私も大好きですが、この「スーパームーン」、天文学用語でなく、ハッキリとした定義もないようです。たまに質問されますので、念のため。また「スーパームーン」を拝んだからといって、当然、願い事なども叶いません。もし叶ったとしたら、それはあなたの実力です。

     なお『つきのこよみ』では、月が近地点や遠地点を通過する日時も、それぞれ「最近」「最遠」として表示してあります。

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