• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • グレゴリオ暦/2015.02.03 UP  カテゴリー「こよみ

    ひかりの春

    hikari

     

    midashi moon春は必ずやってくる。ひかりとともに

     グレゴリオ暦の2月4日は立春(2015年の場合)。こよみのうえでは、この日から春がはじまります。

     前日G2月3日の節分は文字どおり冬と春の季節を分ける日で、厄払いの呪術として豆まきをやったりしますよね。ちなみにこの節分、かつては年に四度ありました。冬と春のみならず各季節を分ける日、すなわち立夏、立秋、立冬それぞれの前日がすべて節分だったのです。

     旧暦の節切りでは、立春を1年のはじまりと考えますから、これでいくと節分は一年の終わりということになります。いつのころからか節分といえば立春前日をさすようになったのは、こうした節切りによって、この日がほかの季節の節分とは異なる、大きな節目としての区切りの意味をもっていたからでしょう。

     さて、二十四節気の小寒から大寒にかけてのころを「寒(かん)」といいますが、寒が明けて春が立つと聞くと、やっぱりおめでたい気持ちになりますよね。実際には、まだまだ激しく寒いんですが。「春は名のみの風の寒さよ」と唄われる唱歌『早春賦』は、この時期の歌なんでしょう。

     とはいっても立春は冬至からかぞえて44日目(今年の場合)にあたり、この間に太陽は黄道上を45度も移動しています。結果、日照時間は確実に伸びて、冬至より約50分も長くなっています。これは毎日の日の出や日の入りを見ていれば実感できますよね。

     このように窓から射す光の量が少しずつ増えていっている、いまのこの季節を「ひかりの春」ともいいます。ひかりの春。いいじゃないですか。口にするだけで、幸運が近づいてくる気がしませんか。

     いまはまだ寒いけど、あたたかなひかりとともに春は確実にやってきます。世界中のだれの街にも。ひかりの春は、そんなことを教えてくれる、とても美しいことばです。

    photo /”Wild grass” by Kevin Dooley
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