• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • グレゴリオ暦/2014.01.31 UP  カテゴリー「こよみ

    「日本の宝を汲み上げろ」
    あけましておめでとうございます。

    akeome14

     グレゴリオ暦(=新暦)2014年1月31日は旧暦のお正月にあたります。日本本来の伝統的なこよみによる、”正しい”新年がこの日からはじまるわけです。

     いわゆる「旧正月」というやつです。中国では「春節」といいます。

     というわけで、

     みなさま、あけましておめでとうございます。


    midashi moon ヤァヤァヤァ! 年神様がやってくる

     日本の伝統的なお正月ではこの日、新月とともに「年神(としがみ)様」が訪れると考えます。年神とはいうまでもなく年の神様、時間の神様です。「年」は古くは「稲(とし)」と書きました。日本では稲作のサイクルから1年という単位が発生してるんです(詳細はこちら)。

     稲はひとびとの暮らしや生命と物理的に直結しますから、年神様は豊穣、繁栄、長命をもたらしてくれる神様ということになりますよね。だからそんな年神様がちゃんと訪れてくれるよう、「依り代(よりしろ)」つまり目印として家々には角松などの正月飾りを飾ります。

     そして年神様が訪れることで新しい1年がはじまり、みんな一斉に自分の年齢に1歳加えます。これが「数え」といわれる年齢のかぞえ方。ちなみに数えでは生まれた時点が0歳ではなく1歳。12月の大晦日生まれの場合、翌日には2歳になり、1月1日生まれの場合は1年後の正月に2歳を迎えます。

     現在の満年齢とはぜんぜん異なりますね。なんだか損したような、得したような。

     さて、訪れた年神様はずっとそこにいるわけではありません。旧暦では1月1日朔の日を大正月、1月15日望の日を小正月といいますが、年神様は小正月にはホームに帰っていくとされています。ただ地方によって年神様が帰るタイミングは異なり、初卯の日に帰るとするところもあります。


    midashi moon よね汲め、松汲め、日本の宝を汲み上げろ

     かつては正月の必須行事として「若水(わかみず)迎え」というのがありました。若水とは元旦の午前1時ごろ、最初に井戸から汲む水のことをさします。この若水を汲むことが若水迎えであり、この神聖な水には厄除けや無病息災、若返りの効果があるとされます

     汲んできた若水で雑煮をつくり、家族で食すほか、神棚にも供えます。また若水でお茶を淹れたり、地方によっては若水で朝風呂に入るということも行われていたようです。

     東北のある地方では若水汲みに使用する桶に丸餅を入れていき、その半分を井戸に沈め、残りの半分を井戸から汲んだ若水とともに持ち帰るという風習があったといいます。

     東京の西多摩地方では、若水を汲むときに「よね汲め、松汲め、日本の宝を汲み上げろ」と唱えたそう。意味はよくわかりませんが、「日本の宝を汲み上げろ」って、どことなくアベノミクス(笑)的で、なんかテンション上がりませんか。

     いずれにしても、これからの日本にピッタリなことばですよね。日本の宝、汲み上げていきましょう!!

    月のイラスト/DonkeyHotey
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