• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
  • カテゴリー

  • グレゴリオ暦/2018.08.14 UP  カテゴリー「

    古来の正しい七夕からお盆の月、文月(和暦七月)

     水無月二十六日(G8/7)にあたる立秋をすぎ、和時感では「初秋」となる和暦七月=文月(G8/11~9/9)は、日本古来の正しい七夕とお盆の月。私たちの多くが現在、行っている七夕とお盆は”グレゴリオ暦”などというアングロサクソンのつくりだした植民地暦(いわゆる新暦)の日付によっているため、神国日本本来のこよみ(和暦)と異なって月の満ち欠けにひもづけられておらず、民俗文化としてはなんの意味も価値もありません。正しい七夕は和暦七月七日、お盆は同八月十五日となります。

     なお、和暦七月の和風月名「文月(ふみづき)」は、稲の穂が実るという意味の「含み月(ふくみづき)」「穂含月(ほふみづき)」が語源のよう。なるほど筆者の住む横浜の片田舎でも毎年このころになると、一面緑色の田んぼが穂をつけはじめ、黄金に少しずついろづいていきます。

     そんな今月、月をからめた天象としては、満月に向かってふくらんでいく月が、金星、木星、土星、火星へとそれぞれ日を追うごとに次々接近していく様子が見られます。

    和 暦 G 暦 こ よ み 天 象
    五日 8/15 月と金星が接近。宵の西空に沈みゆく三日月の右下に、金星が輝くのが見られる。
    七日 8/17 七夕(節供) 月と木星が接近。宵から22時ごろにかけて上弦直前の月のすぐ左下あたりに、木星が輝くのが見られる。
    八日 8/18 上弦(16:49)
    十一日 8/21 月と土星が大接近。宵から日付が変わって沈むころまで、月の直下に土星が輝くのが見られる。
    十三日 8/23 処暑(二十四節気)
    お盆 迎え火
    月と火星が接近。先月から地球と大接近中の火星が、満月直前の月の左下方に見られる。
    十五日 8/25 お盆
    十六日 8/26 望(20:56)
    お盆 送り火
    二十二日 9/1 二百十日(雑節)
    二十四日 9/3 下弦(11:37) 月とアルデバランが接近。深夜、月の右方向にアルデバランが輝くのが見える。
    二十九日 9/9 白露(二十四節気)


    七夕(七日)とお盆(十五日)

     グレゴリオ暦7/7に”七夕祭り”と称して安っぽいプラ製の飾りつけをそこらじゅうにブラ下げた風情のないイベントが商店街などで行われることが多いですが、日本古来の本当の「七夕」は和暦七月七日。G暦で行われる七夕はバッタモノです。

     いわゆる七夕伝説、つまり年に一度、織姫と彦星が天の川をはさんで出会うという物語は奈良時代にシナから伝来したもので、日本古来の風習では祖霊をこちら側の世界へ迎えてまつる七月の望にそなえ、水で身体を清めるなど穢れをはらうのが七月七日でした。この祖霊信仰行事に仏教的要素が加わったのが「お盆」ですから、純日本的な民俗としては七夕とお盆はひと連なりのものとみなすのが正しい認識でしょう。

     とはいえ一般的には七夕といえばシナから伝わった星祭りの側面のほうがメインなのも事実。この星祭り行事は当初、宮中や貴族のあいだで行われていましたが、のちに民間へも広まっていき、江戸の町では六日から七日にかけ、笹の葉に願い事を書いた短冊を結び付けて軒先に飾る風景がよく見られたといいます。

     お盆は現在では大東亜戦争終結の日でもあるG8/15を中心に行われますが、本来は和暦七月十五日です。十三日に迎え火をたいて精霊をお迎えし、十六日の送り火であちら側の世界へお帰りいただきます。もっともこのお盆期間は地域によっても異なり、かつては和暦七月いっぱいまで盆灯籠をかかげていたこともあったようです。


    月が金星(五日)、木星(七日)、土星(十一日)、火星(十三日)と接近

    (C)国立天文台 天文情報センター

     五日以降、宵の空に金星、木星、土星、火星をそろい踏みで観測できます。「宵」とは日が沈んでから暗くなるまでの大体20時ぐらいまでの時間帯。4惑星を一望にできる機会はそう多くはないうえに、三日月以降、日を追うごとにふくらみゆく月が各惑星にそれぞれ近づきながら移動していきます。

    カテゴリー「 」の最新記事
    RSS RDF ATOM   

    このウェブサイトについて特定商取引に基づく表記プライボシーポリシーお問い合わせ

    Copyright © 2006-2018 88d All right reserved.