• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • グレゴリオ暦/2014.10.19 UP  カテゴリー「こよみ

    171年ぶり閏9月で三度目のお月見

    uru9

     今年、西暦2014年にあたる旧暦の1年は太陰太陽暦の閏年。旧暦では閏月が挿入されるため、1年が13か月あります(くわしくはこちら)。そしてグレゴリオ暦10月24日の新月から11月21日までの満ち欠け1サイクルが、ちょうど閏月(挿入された一か月←「?」という方はこちらを見てみてくださいね)。旧暦の閏9月です

     閏月はおおむね3年に一度、正確には19年に七度の割合で挿入されるわけですが、いつも同じ位置に入るわけではありません。どのようなルールにもとづいて閏月が決められるのか、上に同じく「くわしくはこちら」とリンクを貼ろうと思ったんですが、これ、まだ解説ページ「旧暦をもっと知る」で取り上げてませんでした。スイマセン。近いうちに書いておきます。

     そういうわけで、とりあえずここでは「閏月は約3年に一度、正確には19年に七度の割合で入るが、挿入される位置は一定ではない」ということだけおぼえておいてください。


    midashi moon1843年以来の閏9月

     で、その閏月なんですが、ざっくりいってしまうと1年の前半、4月、5月、6月あたりに挿入されることが比較的多く、今年のように閏9月は珍しいんですね。どのくらい珍しいかというと、前回、閏9月があったのは1843年と、実に171年前。

     つまり今年は例年と異なり、旧暦8月のあとに9月が二回あるという非常にレアな年ということになるわけです。旧暦8~9月といえば秋の観月シーズン。8月15日には「中秋の名月」が、続く9月13日には「十三夜」があります。

     かつては8月に十五夜お月さんを楽しんだら翌9月の十三夜月も愛でないと縁起がよろしくないといわれたほど、このふたつはセットで考えられてきました。ところが今年はさらにもう一度「十三夜」がある。観月ビッグイベントが3連チャンするわけですね。


    midashi moon日本人はお月見大好き!

     江戸時代には「月待ち」といって、満月以外にも満ち欠けのさまざまな月相に応じてひとびとが集う「講」が行われていました。多くは安産やら豊作やらを祈願する民間信仰の集まりでしたが(中秋の名月、十三夜もその延長)、月待ちの名を借りた単なる飲み会の様相を呈していた集まりも少なくなかったようです。

     それだけ”お月見”が好きだったんですね、日本人は。とすれば今年のように観月ビッグイベントが3か月連続するなんて年は、もう盛り上がっちゃって大変だったのではないでしょうか。

     月好きのみなさん、来たる閏9月13日はグレゴリオ暦2014年11月5日(水)にあたります。この日は二十四節気の立冬2日前でもあり、ちょっと寒そうですが、今年三度目のお月見としゃれこんでみてはいかがでしょう。冬入り直前の夜空は中秋の名月ころよりもさらに澄みわたり、満月2日前の月の光をいっそうきわだたせることでしょう。僕的には、STONESのMOON MIILESかなんか聴きながら、ベランダでホットワインでも飲もうかなんて想像して、すでにテンション上がってます。


     実はこの記事、本ウェブサイト読者からの今年の閏9月に関する質問メールへの回答をもとに書きました。閏9月のレア度については質問をいただくまで僕自身も気づいてませんでした。ご質問を寄せていただいた方には、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

    ※G暦10/26、導入部がわかりづらかったので加筆しました。

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