• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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  • Date: グレゴリオ暦 2018.02.16 Category: こよみ ,

    和暦お正月。年神様を正しくお迎えする本当の日

     世の中的にはもう2月も半ばということで、お正月などとうの昔に終わっていることになっているわけですが、これは私たちがなんの疑問も持たずに盲目的に使っているグレゴリオ暦(以下G暦)によればというあくまでも話であって、お正月という日本人にとって最も重要な行事を、G暦なんぞというそもそも1月1日が特別の日でさえない、伴天連(ばてれん)がつくった切支丹(きりしたん)による切支丹のためのカレンダーにしたがって行うなんていうのは、ご飯にコーラをかけて食すのと同じぐらい出鱈目で、仏壇の前で十字を切るのと同じぐらい間の抜けた話です。

     世界最古にして最長の歴史を誇る神国日本の長い伝統において、元日というのはあくまでも和暦の1月1日であって、G暦のそれではけっしてありません。今年、平成30年でいえばG暦の2月16日。前年の平成29年ならG暦1月28日、平成28年ならG暦2月8日がそれぞれ和暦1月1日でした。

     すなわち和暦の年初は春のはじまりを意味する二十四節気の「立春」前後に必ず相当し、だからこそお正月は初春、新春、迎春、賀春、頌春(しょうしゅん)といった言葉で寿(ことほ)がれ、その訪れに対するよろこびも表現されるのです。冬枯れのモノトーンの世界が色づきを見せはじめる初春。生命の再生や更新を象徴する朔(新月)。このふたつが重なり合うときだからこそ年神様だってご来訪なさるのであり、それゆえに新しい1年の扉もめでたく開くというわけです。このようにして日本人は少なく見積もっても1300年以上、新しい年を春の朔の訪れとともに迎えてきました。

     だがしかし月の満ち欠けとは一切関係がないことはいうに及ばず、春を迎えるどころか年間を通して最も寒くなる「寒」の入りにさえ至っていないG暦の1月1日は(寒の入り=二十四節気の「小寒」にあたる日で毎年G暦1月6日ごろ)、上記したような本来の意味合いからいってお正月と認定するにはあまりにも無理がありすぎ、これではまるで約束の日時に逢うことのできない当てずっぽうのデートみたいなもので、年神様だっておいでになりようがありません。

     もしあなたが日本の伝統文化や習俗に誇りや尊敬の念を少しでも抱いているのなら、和暦1月1日をようやく迎えたいまこそ日本のお正月を改めてお祝いしたいものです。

     そういうわけでしつこい能書きはこのあたりまでといたしまして。

     賀正。新春のお慶びを申し上げます。

     今宵は神迎え酒としゃれこむが吉。

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