和暦を知る
  • ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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    03. 四季の区分② 初・仲・晩

    四季の各季節をそれぞれ三つの段階に分ける

    ◇時候の挨拶にも使われる”初(しょ)” ”仲(ちゅう)” ”晩(ばん)

     二十四節気は四季をそれぞれさらに6つの段階に分けますが(くわしくはこちら)、二十四節気の各気をふたつずつの組(つまり節から隣りあわせの中を含んだ次の節の前日まで)という長さで考え、大きく3つの段階に分けて季節の移ろいをとらえるよび方もあります。

     それが、初(しょ)、仲(ちゅう)、晩(ばん)です。たとえば春なら、「初春(しょしゅん)」→「仲春(ちゅうしゅん)」→「晩春(ばんしゅん)」の3段階で移ろっていくことになります。

     「拝啓 初春の候 いかが云々」などと、いまでも時候の挨拶に頻繁に使われる用語ですので、ご存知の方も多いでしょう。

    初・仲・晩の二十四節気と月切りの該当月
            <春>
     初春……立春 ~ 雨水 ~ 啓蟄 / 1月
     仲春……啓蟄 ~ 春分 ~ 清明 / 2月
     晩春……清明 ~ 穀雨 ~ 立夏 / 3月
            <夏>
     初夏……立夏 ~ 小満 ~ 芒種 / 4月
     仲夏……芒種 ~ 夏至 ~ 小暑 / 5月
     晩夏……小暑 ~ 大暑 ~ 立秋 / 6月
            <秋>
     初秋……立秋 ~ 処暑 ~ 白露 / 7月
     仲秋……白露 ~ 秋分 ~ 寒露 / 8月
     晩秋……寒露 ~ 霜降 ~ 立冬 / 9月
            <冬>
     初冬……立冬 ~ 小雪 ~ 大雪 / 10月
     仲冬……大雪 ~ 冬至 ~ 小雪 / 11月
     晩冬……小雪 ~ 大雪 ~ 立春 / 12月
    初・仲・晩の二十四節気の期間と月切りの該当月
    <春>
     初春…立春~雨水~啓蟄/1月
     仲春…啓蟄~春分~清明/2月
     晩春…清明~穀雨~立夏/3月
    <夏>
     初夏…立夏~小満~芒種/4月
     仲夏…芒種~夏至~小暑/5月
     晩夏…小暑~大暑~立秋/6月
    <秋>
     初秋…立秋~処暑~白露/7月
     仲秋…白露~秋分~寒露/8月
     晩秋…寒露~霜降~立冬/9月
    <冬>
     初冬…立冬~小雪~大雪/10月
     仲冬…大雪~冬至~小雪/11月
     晩冬…小雪~大雪~立春/12月

    ◇十五夜は仲秋ではなく「中秋」の名月というのが正しい

     和暦8月15日の月を「中秋の名月」といいますが、同じ「ちゅうしゅう」でも、この場合の「中秋」は「仲秋」とは異なります。

    初・仲・晩と似たようなこよみの三区分で「上旬」「中旬」「下旬」というのがあります。いまでも日常的に使われる言い方ですよね。これは毎月の一か月を3つに分けたもので、以下のようになります。
    上旬……朔日(ついたち)~10日
    下旬……11日~20日
    下旬……21日~晦日(月末)

     「仲秋」といった場合、「秋」の第二段階である白露から秋分をはさんだ寒露前日までの季節を、また月切りでは和暦8月を示しますが、「中秋」はまさしく和暦8月15日その日を指します。

     これが混同して使われているケースがしばしば見られますが、必ずしも絶対的まちがいではないにせよ、原則、名月には「中秋」であり、ここはやはり正しく使い分けるのが”通”というものでしょう。



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