• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
  • 目 次

  • 月の基礎知識

    09. サロス周期


    6585日後に同じ日食が再び起こる

    ◇日月食が見られるのは年に2〜7回

     日食は月が交点あるいは交点付近にあり、なおかつ新月のときに起こりますが(参照:日食と月食、こうしたタイミングは年におおむね2~3回訪れます。

     したがって日食は部分、皆既を含めて毎年だいたい2~3回起こります。月食を含めると、1年に食の起こる回数は最高で7回、最低で2回。月食の前後には必ず日食もあります。

    コロナ
     ↑皆既日食と太陽コロナ。写真/Eclipses Yield First Images of Elusive Iron Line in Solar Corona Habbal/NASA(CC)


    ◇同じ条件で見られる食のサイクルがサロス周期

     食には部分や皆既、日食の場合はさらに金環があるほか、継続時間もまちまちですが、これらは月と太陽と地球の微妙な位置関係、各天体間の距離などの条件によって見え方が異なることによります。ということは再び同じ条件がそろえば、同様の見え方の食が再度観測できるともいえるわけですね。

     実はこれには明確なサイクルが存在しています。その周期は6585.321日=18年10日8時間。「サロス周期」とよばれ、日食や月食の予測に2500年以上前から使われてきました。

     記憶に新しい例でいうと、2009年7月22日(和暦6月1日)、日本のトカラ列島で食時間6分25秒という今世紀最大の皆既日食がありましたが、この日から数えて6585日後、これとほぼ同じ規模、同じ欠け方の(この場合は皆既)日食を再び見ることができるということです。