月を識る
  • ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
  • 目 次

  • 月の基礎知識

    01. 朔弦望

    ◇黄経と視黄経について
    和暦手帳『つきのこよみ』 や、このページ左上の「本日の月読」欄では、各朔弦望を迎える日にはその時刻まで表示していますが、いずれも視黄経差がまさに上記のとおり0度、90度、180度キッカリとなる瞬間の時刻(日本時間)をさしています。ちなみにこれらの時刻は毎年、国立天文台が計算して官報に「暦要綱」として公式なデータを掲載しており、掲載した数値もすべてそちらにもとづいています。

     いま視黄経という用語を使いましたが、参考までに、まず「黄経(こうけい)というのは、地球上の緯度経度と同じような座標を用いて天体の位置をあらわす指標のひとつで、天球に描かれる地球から見た太陽の通りで道である「黄道(こうどう/おうどう)を基準にしたもの。

     いわば黄道上の経度で、おもに月や惑星が地球から見ていまどの位置にあるかを、黄道と「天の赤道(地球の赤道を天空に拡大して投影した天球上の赤道)」が交わる交点である春分点を0度とした360度までの数値であらわします。「視黄経(しこうけい)と「視」がついているのは、地球の歳差運動(地球は約2万5800年という長い周期で、回転するコマのような”首ふり運動”をしている。リンク先を参照)による春分点の移動を考慮した、その時点でのリアルタイムな黄経という意味です。


    ◇だから和暦では日付から月の形がわかる

     いずれにしても満ち欠けとは、月と地球と太陽の位置関係そのものでもあるわけですから、毎日の日付と月の満ち欠けが一致している和暦では、今日が何日かわかれば月の形がわかるとともに、太陽系における地球と月と太陽の位置関係までわかるということになります。

     月を見上げるとき、その日の満ち欠けを天体の位置関係に置き換えてイメージしてみることは、とても意味のある行為だと思います。それは私たちの住む惑星地球を宇宙スケールの視点でとらえ直すことにほかならないのですから。これまで地上からの一人称の視点でしか見ていなかった世界を、客観的な位置から立体的に見直す。この惑星の未来を考えるとき、こうした広く深い視点による認識こそ重要なのではないでしょうか。



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