• ●読み方● 和暦=旧暦/月の出入=東京で月の中心が地平線に重なる時刻/(二)=二十四節気/(雑)=雑節/(節)
    =節句/(年)=年中行事/G暦=グレゴリオ暦 (新暦)/データ出典…暦要綱・暦計算室(国立天文台)/※月満ち欠け図は目安です。免責事項
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    グレゴリオ暦/2014年12月4日  カテゴリー「The Rolling Stones , 音楽

    ショーック!! ボビー・キーズが死んじまいました~!

    旧暦10月13日 記

     大変ですよ、みなさん! 健さん、文太につづいて、我らが”永遠の悪童”あのボビー・キーズまでが逝ってしまったじゃないですか~!

     だれよそれ? ってひとも多いかもしれません。なので転石タクの私が簡単に解説を。Bobby KeysはThe Rolling Stonesのツアーメンバーのなかでもメンバーたちと最も付き合いの古いサックス奏者です。最初のストーンズとのレコーディングは69年のアルバムLet It Bleedに収録のLive With Meだといわれています。Live With MeはPrimal Screamの大ヒット曲Rocksの原曲としてもお馴染みですが、その間奏部で「カモン、ボビー」といわんばかりのMick Taylorのギターに導かれるように野太いテナーのブロウをぶち込んでくるのが、まさにボビーでした。いきなりワルそうな音出してますよ。Brown Sugarの有名すぎるサックスソロとか、Can’t You Hear Me Knockingのラテンな展開になる後半で聴かせる妖しいブロウも、もちろんボビーの仕事です。まさにストーンズサウンドにとってけっして欠かすことのできないサックスプレイヤーであることがわかるでしょう。

     実際、ボビーはLive With Me以降、そのままストーンズの定番セッションメンバーに加わっていくわけですが、それ以前には50sのロックンロール・レジェンド、Buddy Hollyのツアーにも参加していたらしいですね。

     彼はまた、粗野なのに完璧で成功者なのに無法者な、ストーンズと聞いて誰もが思い浮かべる悪役的イメージの一角を占めるのにあまりに相応しい人物でもありました。わかりやすくいうと、ボビーはストーンズのセッションミュージシャンのなかで最も、あるいは唯一、The Rolling Stonesというダーティでアウトローなイメージと完璧に一致する人間だったということです。なんといってもKeith Richardsと大の仲良しだったんですから。ボビーは以前、「キースを見ているとバディ・ホリーを思い出して仕方ない」と語っていたとか。

     キースとボビーのセッションは音楽のみならず、それ以外の面でも頻繁になされていました。とりわけ彼らの大好物であった「嗜好品の王様」とも呼ばれる”芥子坊主の乳液から精製した逸品”のヘビーセッションはふたりの結束をさらに固くしたようです。要はボビーとキースは超キメ友だったんですね。ツアー先では彼らのためにプロモーターが危ない橋を渡って、その”違法なブツ”を仕入れにいかなければならないこともたびたびあったそう。

     さらにキースとボビーはふたりとも1943年12月18日生まれと、生年月日もまったく一緒だったりして、まさしくソウルフレンドといった感じで、そんなドラッグ野郎一番星なふたりを、Mick Jaggerは当時、相当本気でムカついていたらしいです。といってもミックのそうした感情には嫉妬が多分に混入されていることは容易に想像がつくわけですが。

     もっともボビーはその後、キメ過ぎが原因でストーンズのツアーに穴をあけるようにまでなってしまい、事実上のクビになるのですが、いつからだったか、また再加入して、ここ20~30年は定番ツアーメンバーとして再び大活躍中だったんですよね。キースのソロワークTalk Is Cheapにも参加していますね。

     キースと並ぶボビーのまったくシャレになってないヤンチャぶりや、ぶっといサックスはストーンズファンにもいたく愛され、ライブ中のメンバー紹介ではほかのツアーメンバーよりもひときわ大きな声援を送られます。

     僕にはストーンズの歴代セッションメンバーのなかで、こいつこそ「6人目のストーン」と呼びたいミュージシャンがふたりいます。ひとりは”ステュ”ことブギーピアノのイアン・ステュアート(すでに故人)。といってもステュはそもそもが本来ストーンズのオリジナルメンバーなんですけどね(ストーンズのデビュー時~初期のプロデューサー&マネージャーであったアンドリュー・ルーグ・オールダムがステュの顔はストーンズぽくないと勝手なことをいいだし、プロデビュー時に彼をメンバーからはずした。でもセッションミュージシャンとして死ぬまで5人を支え続けた)。そしてもうひとりが、このボビー・キーズ。

     今年3月のThe Rolling Stones来日公演で彼のブロウを聴けたのはシアワセでした。キースはさぞ落ち込んでいることでしょう。

     R.I.P. Bobby.

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